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ミッション




福島駅に降り立って、自分一人の時は迎えは頼まず、ローカル線を利用。
仕事の点を休めて迎えに来てもらうのは歓迎しない。貧乏性という性格もあるが。

さて、目の前に畑や田んぼが広がる無人駅で下車し、仕事先の現場へ。
震災のあった年の8月10日にこの駅へ降りてからちょうど2年が経つ。
あの時も一人で降りて、周囲の景色を確認しながら向かった。

2年目の今日は、いきなり来週から店舗に出す商品の試食からスタート。
財務体質に問題はあるものの安定の文字が見え隠れしてきたので、いよいよ組織再生へと本格的にかかわる。

この会社の問題点は、財務体質だけではなく、経営者と従業員、ステークスホルダーとの距離感が全く見えず、ラグビーボールのようにどこへ転がるかわからないという始末。
ベクトルは同じ方向を差さずカオス状態、共有するゴールも見えていなかったな。
ミッションもなければ、ビジョンも見えなかった。
ひょっとしたら経営者だけが持っていたのかもしれないが、果たして従業員に伝わっていたのかは疑問だし、正しかったのかも今となっては検証するしかないが、いまはそんなことをする時期でもない。
雇用を確保して企業を存続させることがミッションで、ミッションステートメントを改めて作り直し、ひとつのゴールに向かって進むしかないのが、再生中の企業の今なのである。


先般の授業で、あなたの会社のミッションは、と尋ねられ、上場することですと答えた経営者がいらっしゃった。そこに居合わせた多くの人たちは、違和感を感じたことを、終了後に聞いた。
80年後期のバブル期を経験した僕は、上場することが目的だということに大きな違和感を覚える。
企業は他社のない特徴を世に問うて、そこに価値を、そして存在意義を見出すことが目的だと思うからで、営利を目的としては企業の存在価値は薄っぺらくなる。存在価値を見出し、結果として利益を創りだすべきである。
MBAでは、企業はステイクスホルダーのためにあると教えているが、大きく変化する時代には、顧客、そして従業員のためであると唱える人も多くいるのも事実。

はたして我々はどこへ向かうのか。

この企業再生にはミッションが必要で、ビジョンも大切である。
企業の存在意義、企業と従業員が共有できる価値観や社会的な使命、つまりミッションを具体化することからはじめる。
組織のあり方には中小企業、大企業で異なることは多々あるが、ミッションにおいては大企業も中小企業も関係ない。

工場のシフトづくりの原理原則、ミッションのあり方、目標と目的の違い、信用と信頼の関係性、組織における変革の具現化と、手をつける要素がいっぱい。
昔のホテル時代に思いだし、若い人たちに混じって働くのもいいものだと思う。

しかし、今年の福島は暑い。先週は寒くて、20°程度の日が何日かあり冷たい夏を思わせるほどだったのが移転している。

寮の風呂が壊れているので、こちらに来るたびに福島駅内にある銭湯へ通う。
露天風呂に入っていると、上空をこの駅を通過する新幹線が轟音響かせ飛び去っていく。
新幹線並みのスピード感で仕事が処理できれば最高だが、それぞれの能力を最大限に生かすスピードを模索しながらやるのがベストでしょう。

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