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聞いた、、聞いてない、、




言った、言わない、聞いた、聞いてない、、、、
そんなやり取りを組織の中で遭遇した経験はおありだろう。
 
自ら使ったことも、私自身はあった。
たいがい、周囲の視線と立場を意識してしまったときのことである。
しかし、今の時代は、一昔前とは使い方の意味が違うようだ。
 
言った、言わないを記録として残すために、メールを利用する実践派が多い。
弊社でも重要な指示や依頼数が多くなると自分に記憶させるためにはする。
ま、それもいいだろう。
伝える相手も、大事な要件なら受信後にプライオリティで処理する。
よもや忘れることもないだろう。
万が一忘れたら、空いた口が塞がらないか、「忘れてました」の一言だけで済ませてしまう人もいれば、許容してしまう人もいる。
 
しかし、目の前や、近くに伝えたい人間が居るのに、メールをするのは不思議なものだ。
複雑な指示や指示する用量が多い場合は別だが。
「言った、聞いてない、言わない、聞いてる、、、、」の単純ミスを防ぐためにメールを使用するのは、いまだ心底慣れない自分がいる。
こう思うのは年齢からくるコミュニケーション手段の違いに端を発している。
 
学校を出て35年にもなる今、振り返ってみると、
「言った、言わない、聞いた、聞いてない、、、、」と、何度そういう場面に出くわしたことか。
 
レベルの低い話なのだが、現実的にはどこの組織でもあることだ。
さらにレベルの低いのは大中小にかかわらず、企業の経営者の口から聞く場面に遭遇することもしばしば。
 
質の悪い経営者、上長になると、仕事を部下に任せておいて、さらに丸投げ状態なのに、部下が仕事を終えてひと段落して報告書を提出した時点で、この話を僕は聞いてなかったな、と平気でのたま方々。
判断を部下に委ねているなら、結果報告で良いだろうに、結果報告で「聞いてなかった」などと素面で言葉に出す御人は、尊敬の対象からは確実に外される。
ましてや部下を引っ張っていくリーダー能力に乏しいから、こういう人間に仕事を任せるのは危険だ。それが代表のやることとなれば、この会社は上手に路線を走ることは難しいだろう。
 
結論から言えば、人間としての器が小さいだけのこと。
心身ともに余裕があれば、実際に聞いていない話も、改めて聞けば良いだけのことで、腹が立つもあるまい。
部下を信用しているかどうかを試される機会でもあろう。
「聞いていなかい」をよく口にする経営者は、「ことを部下が知っていて、経営者が知らなかったら、世間よりの信用が失墜すると」とよく口にする。
感情的になったり、ただ闇雲に怒るだけでは、解決はしない。
「報告するのが面倒だ」、「この程度の内容は報告する必要はない」と部下が判断してしまうのは、経営者との溝が深かったり、部下の話をとことん聞く耳を持ち合わせていない。
現代のコミュニケーションの基本は、話す、伝えるだけではない、聞く耳を持たなければ、会話は成立しないし、組織内の信頼関係の構築は遠のくばかりだ。
 
「聞いてない」と自ら発する前に、その根本的な理由を経営者は知るべきである。
組織のイノベーションは、些細なことを正す、気づくだけでけでも、スタートアップできるのである。
 
 
※写真は本文とは関係ございません









 

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