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立場と立ち位置




昨年初めてリーダーになった関連会社の担当者にその後の経過を尋ねてみた。「数ヶ月間は自分の立ち位置が理解するのに時間を要した。自分の能力には限界もあり、自分より高い能力を持つ人もいたので。自分で全てをやろうとはせず、信頼し任せるようにしてみた。最近は、なんとなく立ち位置がわかるようになってきた」という彼の言葉がとても印象的であった。
立ち位置を意識してるし、経験が少ないのにしっかりしているなぁとも感心もした。
なぜなら、立場が変わると立ち位置を見失ってしまい、組織を混乱させる場面を作った多くの人たちを見てきたからである

立場と立ち位置は以て非なるもの。リーダーという立場に立つとき、それまでの仲間意識や一匹狼的な発想を捨て、部下や後輩、上司との距離を近づけたり遠ざけたりして、仕事をしやすい環境を作など、立ち位置を意識した作業を行うべきである。
この作業で、相手や環境の中での距離感を間違えてしまうと、当然立ち位置は不鮮明となり、自らも方向を見失い、最悪の結果を伴う危険性をはらんでいる。
この立ち位置を意識できる人間が少ない中で、関連会社の若者の中に立ち位置を意識できる人間がいた驚きはそれだけ新鮮だったのだ。

さて、この立ち位置を意識することのできる人間に備わった資質や能力は、まずは総じてコミュニケーション能力が高いということである。しかし、このコミュニケーション能力の定義は複雑だ。伝える、聞く、リードする、、、。状況により主をおく視点が違えば、具体化する手法は異なる。伝えることは大事だが、聞くことはもっともっと大事である。そして、聞いて、整理して、方向性を出す。

そう考えれば、「立ち位置の認識」は、組織内で円滑な業務を行うための潤滑油に値する重要なものとなる。立ち位置を意識するためには、タスクとそれに関わる人たちの距離感を常に意識することから始められる。自分がどこにいるのか、周囲の環境は自分にとってどの位置に今はあるのかを考え、実行することから始まるのだ。

2月に公開される映画「大統領の執事の涙 http://butler-tears.asmik-ace.co.jp」を公開前に国際線で見られる幸運があった。
アイゼンハワーに始まり。ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン、7人の大統領に仕えた黒人バトラーの実話に基づいたドラマで、白人政府の中で執事という立ち位置を、プロの根性と時代が変化する黒人の立場の中で実によく描かれていた。

立場、立ち位置、仕事をができるだけではなく、生きる上での意義が見えてくる。

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