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夏の雲





朝食でたまたま隣の席に座ったイングランドから来た年配のツーリストが話しかけてきた。
広島は海外からのツーリストが多いね、と。

あまり気にはしなかったが、そこへ来てみるとアジア系の人たちとの判別は難しいが、以前に比べ確かに日本人より多い。HIROSHIMA
=atomic bomb
 、世界で最初で最後の地。最後の地となればいいが。
2015
年7月25日、7、8度目の広島。50年前の今日、1959年7月25日、チェ・ゲバラもここへ来たそうだ。アメリカ傀儡政権から革命を成功させたアルゼンチン人。いまさら詳細を語るまではないだろう。

なぜ、日本人は原爆をアメリカに怒りを感じないんだ、と尋ねる。俺たちだったら絶対にやり返しただろう、とも。もし、やり返えそうとしても幸か不幸か核は日本にはなかった。やり返したところで中東同様に泥沼に陥っていただろう。
さらに、東西冷戦の影響下で、占領され、本当の敵は共産国であると少ない情報に洗脳され、曖昧な民主主義国家になり、アジアの戦争の特需で経済大国にのし上がり、経済復興が最優先され、世界で一国としての振る舞いも出来ず、白人からみて黄色人種は差別されたとしか今は説明のしようがない。もっと説明が必要なのだが、説明できるほどの英語能力はこちらには乏しい。

戦後70
年。政治では相変わらず与党も野党も、首相になればアメリカを詣でる国。アメリカ人が作った憲法を守ろうとする今の野党。アメリカ寄りの与党がそれを改憲しようとする。日本の憲法をつくった当のアメリカは、遠い国の改憲を対岸の戦争のように見てせせら笑う。これで同盟国に軍隊が出来た、と。正論から外れ、筋が通っていない。

本来なら、原爆を落とされたことで永世中立国になる可能性もあっただろうが、関係諸国の承認はあの東西冷戦下では得られなかっただろう。

経済優先国家に永世中立は似合わない。映画「第三の男」でハリーライムが友人に語る「中世の長い戦争で、国は流血していたが、ミケランジェロ、ダヴィンチを生み出し、ルネッサンスを作った。スイスは500
年の平和と民主主義ではもたらしたのは鳩時計だけ」という平和を皮肉ったセリフがあった。
毎回、ここへ立ち寄るたびに、取り留めもなくいろんなことを考えてしまう。


今日は仕事もなく帰京するだけ。

夏の雲だ。





 

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